2014と2015
2015年に聴いたアルバムのベストを書こうと思ったら、聴いた枚数が少なく、2014年のものはまとめてなかったのもあって、2年分を一気にまとめようと思います。というわけで、2014年と2015年のマイベストアルバム10です。
カナダのバンドで、ドリームポップと呼ばれているAlvvaysのファーストアルバム。『Archie,Marry Me』を初めて聴いたとき、衝撃を受けました。メロディーの美しさ、少しぼやっとした音が作り出す浮遊感で、夢を見ているような感じでした。アルバム全体の印象としては、同じくドリームポップと呼ばれているBeach Houseよりも、バンドっぽさがあって、Veronica Fallsみたいだなと思う。でも、ボーナストラックの『Underneath Us』Alvvays - Underneath UsがBeach House感あって良い感じなので、次のアルバムはこんな感じだったらいいのにと思います。
もうこれぞUK感丸出しって感じです。ギターのリフと跳ねるビートでノれます。ガレージな感じはそこまで無くて、わりとポップなので本当に聴きやすいと思います。夏に合うね。vaccinesの系譜を継いでる気がしないでもない。
Sometimes I Sit & Think & Sometimes I Just Sit
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オーストラリアのSSW。2015年のNMEやPitchforkでも年間ベストで上位に入ってました。ストレートなギターロックと、語るような歌い方が非常にマッチしています。今年のフジロックに出演決まってましたね。かなり好きです。
前作『Torches』も聴いていてめっちゃ良かったんですが、前作とはちょっと違う印象を受けました。『Torches』はシンセサイザーでダンスなアルバムだったけど、今作はゆったり聴かせる部分もたくさんあって、違う面が見れました。サイケな感じが強まって、このアルバムもとても良いです。
イギリスの3人組のバンドHappynessのファースト。このアルバムは本当に最高で、人生で聴いた中でもトップ3に入ると思います。Pavement好きなら絶対好きになると思うような、音はかなりペラペラな感じ。分かりやすく楽しめる曲もあれば、7分くらいずっと同じフレーズをベースが弾き続けるような曲もあって、わりと多彩です。人気はそこまでないけど、来日してほしい。
君のマインズ【RECORD STORE DAY 04.18.2015】 7インチ 店舗限定盤 冊子付
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- 発売日: 2015
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元ハヌマーンのえりっさがボーカルでバンドを組むということでどんなんかなと思ってたら、この曲を聴いてとても気に入りました。フルアルバムがレコードで出ることを期待しています。これを買いにflake recordsに行ったら、メンバーがそこに居てビックリした。
アメリカのSSWの7作目のアルバム。この人の初期はフォークで、その頃に非常に人気を得てから、前作まではエレクトロニックな路線に変わってたのが、今作でまたフォークに戻り、好評だったようです。アメリカの古き良きフォーク(よく知らんが)って感じがして、とても癒されます。Carrieというのは亡くなった彼の母親で、Lowellは彼の継父のことで、このアルバムは母親や自分の子供時代のことを唄ったものだそうです。
アメリカの女性ミュージシャンのメリル・ガーバスによるプロジェクトTune-Yardsの、三枚目のアルバム。ファーストが同じレーベルということもあり、Dirty Projectersと比較されるような実験的なサウンドです。最初聴いたときは良く理解できなかったけど、二回目にハマって、楽しめました。
アメリカのSSWのケイティ・クラッチフィールドのプロジェクトのWaxahatchee(ワグザハッチー)の3枚目のアルバム。この人はP.S.Eliotというバンドに入ってて、所属していたときにソロのファーストを出したそうです。bedroom-recordingとwikiに書いてあるように、手づくり感があると思います。シンセ、キーボード、ギターと色々使ってて多彩だけど、それぞれの曲がとても馴染みやすいです。
新しい音楽を追い続けるっていうのは大変だけど、良いものは今聴きたいです。後になってから「この年にはこんなアルバムが出てたんだ~」ていうのはしたくないし。今年も色々聴けたらいいな。